「京都教育大学サイクリング部」は、自然や文化に親しむサイクリングサークルです。
サイクリングサークル「京都教育大学サイクリング部」は1983年に創部し、現在26年の歴史を有します。私たちのモットーは、「安全」「技術」「知識」の三本柱に支えられたサイクリング活動です。この三本柱に支えられ、自然に親しんだり、寺社仏閣を訪れたりする活動をしています。またキャンプで自炊をしたり、テントで星を見上げながら夜を迎えたりすることもサイクリングサークルの醍醐味です。合宿では北海道や沖縄を訪れ、普段の生活では経験できないような時間を過ごします。地平線まで続く道を走る時、水平線に沈む夕日を眺める時、自然の偉大さを肌に感じます。
そして何よりも大切にしているのは、「教育大学のサイクリング部であること」です。教師として、親として、人として、語ることのできる経験は、本やインターネットなどから得られるものではありません。身をもって体験し、その経験を知識に変え、自身の向上につなげることが「教育大学のサイクリング部」が求めるところであると考えています。また、それを裏付けるように、過去5年間の、教員就職志望者の教員就職率は100%を誇っています。
楽しいことはもちろん捨てられません。楽しいからこそサイクリングです。しかし、単なる楽しいだけの活動になってはいけません。サイクリングを楽しくするには、どうしたらいいのかを問い続けます。ひとつは「安全」です。楽しいサイクリングも、事故やケガをしては楽しくなくなってしまいます。コース選びや走り方など、どんな時も安全であることを第一とし、事故やケガのないサイクリングを続けています。
そしてこの「安全」と切り離すことができないものが、「技術」と「知識」です。整備ができていない自転車で走ることは、事故につながります。素晴らしい景色の中を走ることはとても楽しいですが、素晴らしい景色の中であっても道端での自転車修理は早くおわらしたいものです。
計画もなくただひたすら走っているとどうなるでしょう。無理なサイクリングは、体を壊したり、日が暮れても目的地に着かなくなったりしてしまいます。道を選び、工程やタイムテーブルなどの計画を立てることにより、無理のない安全なサイクリングを実現することができます。
この楽しいサイクリングをするための「安全」「技術」「知識」は先輩から後輩に代々受け継がれています。大学に入学した時点で、自転車の経験者なんてほとんどいません。みんな初心者から始め、自転車を選び、技術を学び、知識を蓄え、それらを後輩に伝えていきます。車でもなくバイクでもない、自転車に乗ることで、今まで見ることのなかった大きな視界が開けてきます。サイクリングサークル「京都教育大学サイクリング部」は、あたらしい世界を求め続けています。
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